介護の現場においての介護事故を予防するためには、現場での課題をしっかりと把握することが大事になります。 日常業務は多忙を極めても、ヒヤリハットに対して気づくことができる感覚それから、それを声にする勇気を育成するために、ヒヤリハットに関する検討会を実施することは重要といえます。 こうした検討会では、ヒヤリハットのケースを報告して、どうして起こったのか、どういう方法を取れば回避することができるのかを打ち合せをします。 小さい介護事故が生じた場合は当然ですが、介護事故に結び付きそうだと危険を感じられたとき、あるいはどこか変と気になったことなど、小さなことから重要な事まで、従業員でシェアすることが重要となります。 こうした検討会で力を発揮してくれるのは、日常の気づきが集められたケースの記録やヒヤリハット報告になります。 現場の課題はそうしたケースの記録や報告書にあります。ですので、従業員同士で機会を設けてきちんと検討することが重要になります。 検討会を実施するにあたって重要な事として、まず周期的に行うことがあげられます。 そして、意見を出し易いよう少ない人数で行ない速やかに集中して行うことが大事です。さらに、原因を分析し有効な対策について総出で知恵を絞ることが予防のために大切なポイントになります。 また、検討会の中身を実施して、実践した後の経過をチェックして再検証することも大事です。また、検討会では原則的に問題の共有が目的になります。あら探し並びにミスを責めることを避けることが大切です。